うつ病のこんな症状、こんなお薬で押さえます!

とにかく不安で何も出来ない抗不安薬の出番です

うつ病というとみなさん「憂うつになる病気」と思いますよね?でも実際には憂うつだけじゃ無くて「不安」という形を取って現れることも非常に多いんです。この不安をすぐにでも取り払いたい、そんなときに「抗不安薬」というお薬が使われます。ちまたでよく「精神安定剤」と言われるものが大体これに当たります。処方された量を飲むと、30分くらいで気持ちが楽になってきます。緊張からのドキドキが落ち着いたり、人の視線を以前より弱く感じるようになります。これまで辛い思いをしてきた人にとってはまさに霊験あらたか!に効くでしょう。でもご注意を、この薬は一時しのぎなんです。なので、この薬で一時的にごまかしている間に、次の治療ををしていかないといけません。

何もする元気が無い抗うつ薬が活躍します

何もする元気が無い。朝起きてから一日中憂うつでも会社があったり家事があったりで、なんとかしないと今の生活が出来ないそういうときにはやはり抗うつ薬が使われます。ところでみなさん、抗うつ薬って「飲むと元気になる薬」「覚せい剤みたいなもの」って思っていませんか?実はまったく逆で、抗うつ薬の多くは飲むと目が覚めるどころか眠たくなってしまうんです!目を覚ますお薬じゃ無くて、ストレスで狂ってしまった脳内物質のバランスを修正してくれるお薬なんですね。だから「飲んだら薬物中毒になってしまう」という心配はご無用ですよ。さて、元気が無い程度で、それほどひどくは無いと思われた場合、新しめのお薬が使われます。SSRIとか言われるものです。このお薬は全体的に、眠たくならないように出来ていますから、お仕事がある人でも安心!飲み始めの体が慣れてくる時期さえ乗り切ってしまえば、眠くて仕事にならないということは起きにくいはずですよ。

死にたいけど死ぬ元気すら無い古強者、出番です!

死にたいけれど死ぬことすら出来ない想像出来ないかも知れませんが、そこまでひどくなってしまう人って実際にいるんです。もちろんこんな人にも抗うつ薬が処方されます。でもこの場合、昔からあったり、昔の薬を改良したりして作った、眠くなる薬が使われます。昔の薬の多くは、脳内物質を一つだけじゃ無くていろいろなところを調節してくれます。だから効き目も強いのですが、その代わり「眠気」のスイッチも押しちゃうんです!でもこれって、とても苦しんでいる人にはとても良いことですよね?健康な人でも、何か嫌なことがあったらお酒を飲んで寝ちゃいませんか?辛い思いをしてきた人に必要なのはゆっくり休むこと、一番良い休息は睡眠です。だからもし、心療内科からもらったお薬を飲んで寝ている人がいたら、何時間でも、例え一日中でも起こさないでゆっくり寝かせてあげてください。きっとあるとき目覚めて、眠たそうでも少し明るい顔で「おなか減った」と言ってくれるはずです。

気分が落ち込んだり体がだるい、何事にもやる気が出ないなどの症状がある時は、うつ病の症状の可能性があります。うつ病は早期治療を行うことが大事なので、すぐに精神科か心療内科を受診しましょう。